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  1. 園長通信
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新年明けましておめでとうございます

新年明けましておめでとうございます。
昨年中は、保護者皆様より、私たち教員の日々の保育に多大なご協力と、貴重なご意見・アドバイスを賜り誠に有難うございました。

令和6年度は「施設型給付の幼稚園への移行」および「新しい教育制度に即したカリキュラム等の見直し」と「私学法改正に伴う寄付行為の変更」という園運営上の大きな転換点を経験しました。

このことにより、保護者皆様および教職員にとっては、今まで以上に国や横浜市といった行政機関からの支援・補助を享受することが可能となり、子どもたちにとっては、教員一人当たりが見守る子どもの数が減少し保育の質の向上が叶います。

また、私たち教育者にとっては、子ども一人ひとりに配慮しつつ、多くの新しい体験を環境設定していくことが可能となり、これまで以上に誠実な法人運営を強化し続けられるようになります。

「施設型給付の幼稚園への移行」および「新しい教育制度に即したカリキュラム等の見直し」を判断した理由といたしましては、学校法人ニューライフ学園が、子どもと子どもを取り巻く地域社会に貢献していくこと、そしてニューライフ幼稚園が時代と共に愛される園となれるよう邁進していくこと、この2つの大きな目的を叶えるために必要な第一のミッションであったからです。

子どもたちが遊びの中で主体性を発揮する姿を支援する、生活推進型の教育実践のよさは、ニューライフの教育の根幹であり、肝心・要です。子どもたちが将来、大人になったときに自分のよさを知り、他者のよさを尊重しながら、社会で主体的に自己実現していくための人生の土台となる環境の質を担保するためには、人的環境としての教員の質の向上(日々の振り返り、研修、それぞれの強みを活かすことなど)と、物的環境としての魅力的な環境づくり(園庭園舎、図書室、学童、課外クラスといったリソースをはじめ、魅力あるイベント、魅力ある素材・教材・コーナー作りなど)が、欠かせません。

世間では、子どもの課外活動や、グローバル化に適応できる教育だけが偏重される風潮もありますが、私たちは子どもの生きる力(丈夫な体・豊かな創造力・主体的に行動する力・他者への思いやり・思考力)が全ての活動の土台となる、と確信しています。

世界では、今、多くの戦争が続いています。大人の強い主張が武力による自己正当化となって巨大化し「国」の境目は対立によって浮き彫りとなっています。その下で、未だ何も知らない純粋な精神を持つ、多くの子どもたちが犠牲となっているのです。

こうした世界の情勢に目を向け、課題を知り、同時に平和を知る。子どもたちの視野が国際的な広がりを持つことで、平和への感性が芽生えていくこと。そして、めぐりめぐって、隣人を愛し、自分を愛することができるようになること。こうした国際的感覚を養う教育も、今後、私たち大人の大きな使命となるでしょう。

3学期がスタートしたニューライフは、子どもたちの熱量で寒さも和らぐ毎日です。
本年もご指導・ご鞭撻のほど宜しくお願い致します。

ニューライフ幼稚園
園長 角和麻衣子