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年少さんの、運動遊び

秋らしくなってきました。園庭では運動遊び(運動会の予行練習)が行われています。夏を越え、心も身体も大きく成長した子どもたちが、いっそう活き活きと躍動する姿を目の当たりにし、予行練習を見守りました。

年長さんにとっては3回目の運動会です。自分たちの遊びは勿論、他の子どもたちのフォローにも余念がありません。自分の気持ちがわかり、他者の気持ちがわかるようになったことで、「お手伝いしてあげたい!」という“自発性”が感じられます。
年中さんの運動遊びは年少さんのころと比べ、ルール、展開ともに複雑になります。頭の中でイメージを共有しお互いの行動を合わせられるようになったことで遊びの“集団性”が感じられます。
では,年少さん、ふたば・みつばさんたちはどうでしょうか?

4歳・5歳ころの子どもの運動遊びでは、より望ましくない行動が遊びの中から排除されていくと言われています。友だちを応援したい!クラスで力を合わせて頑張りたい!ルールの中で勝負したい!といった共通のイメージや目的に向かい、望ましい行動を『選択している時期』です。これに対し、3歳ころの子どもの運動遊びでは、効率的な動作と効率的ではない動作とが共存していると言われています。あぶない感じ?いい感じ!不安定?ちょっと難しい感じ?簡単な感じ!などの感覚によって対象と自分を『探索している時期』なのです。

さらに2歳ころの子どもの運動遊びでは、効率的ではない動作がほとんどですが、ふとしたときに出る効率的な動作に、大人は感激し、子どもは大人の様子を見て喜び、繰り返します。動作の仕組みは、先ず視覚で遠くにある大好きな“何か・誰か”を確認し、そこまで急いで行くことからはじまります。急いで行く、あるいは走ることで、風が頬をつたい、手や足の裏に大地を感じ、心地よさを知ります。
あぁ、世界は何て楽しいのだろう!そして大好きな何かにたどり着き、手や口で感触を楽しみ、安心する。こうしたことが繰り返され、大股だった歩幅は小さく小刻みになり、足裏の着地時間は短くなり、スピードアップしていくのです。

週末の運動会を目前に、子どもたちは勿論、大人も心が騒ぎます。
もっと子どもの様子をお伝えしたい!と逸る気持ちを落ち着かせ、PCを閉じようと思います。続きは週末に一緒に共感しましょう。